outline
はじめまして。由宇です。昨日ですね、相方のさとちゃんと夜のお散歩してたんです。
さとちゃんは、突然走り出し、
当然、わたしも走り出し、
なんじゃなんじゃと叫んでるうちに海の見えるところまで来てしまいました。
さとちゃんは、さっきの大騒ぎが嘘のように静まり。
わたしを見上げています。
わたしもさとちゃんを見下ろし、海の少し秋めいた風にさらされ
二人きり。
遠くに漁船の灯かりが見え
2才のさとちゃんは、わたしよりずっと若く
わたしは、鼓動をおさめながら「帰ろう、寒い」と言いました。
帰りは、帰りたくないさとちゃんをひっぱりながら。
いつものコースではないけど時々行ってた道を覚えていたんだ。
家に着いて、おやつをねだるさとちゃん。
かわいそうな話だけど、ごめんおやつない。切れてる。
さとちゃん、そんなにじっと見ないで。ないんだ、ごめんて。
布団に入った。
ケージから、めっちゃめちゃ見てる。電気消すから。
また明日。